人気ブログランキング | 話題のタグを見る
蝉時雨presents Melo Melo Party vol.2 ~ホワイトスノーパラダイス~@新高円寺CLUB LINER ②
蝉時雨presents Melo Melo Party vol.2 ~ホワイトスノーパラダイス~@新高円寺CLUB LINER

U&Design/中瀬至(Lucky13)/D.W.ニコルズ/蝉時雨 (出演順)

続きです☆

では、トリの蝉時雨。
かなり時間がおしてたので、セッティングしてそのまま演奏に。
今日はアコースティックライブなので、全員着席。
さとしくんは珍しく帽子を被ったままだったので(しかも本番用に変えてた)、
なんでだろうねー?って言ってたんだけど、
あまりにも髪がサラサラだから、アコースティックだと髪が邪魔なんじゃないかな?という結論に。
キックはあまりにもオサレでビビりました。

さとしくんのアコギ姿が実に新鮮で。
中根くんの位置が若干ベース寄りにとってしまった所為か、
井塚くんのベースヘッドが中根くんのギターボディにぶつかりそうでヒヤヒヤしてたら、
案の定セッティングの段階で何度かバシバシ接触してました(笑)
さとしくん寄りに少しだけ移動したけど、結局微妙に狭そうな井塚くん・・・

時間がかなーりおしてたので(40分押しくらい)、セッティング終了→そのまま演奏と相成りました。

<Set List>
01.風街ち小町
02.待ち人に花
03.蜩
04.シュガートースト物語
05.柴犬ソング
06.ナミダ工場
EN?
07.僕のテレビジョン

1曲目が「風街ち小町」だったのには、びっくり!
大好きな曲だし、自分のなかでレア曲として位置づけていたので(笑)、かなり意表をつかれましたよー。
それにアコースティックな感じに若干耳がついていっていなかったり・・・
こうなると、間奏部分とかのアレンジが激しく楽しみになるわけでして。
結局今日もさとしギターに釘付けなわけです!(結局それかい!)

「では、明るい曲いきます!」と中根くん。
「風街ち小町」も十分明るいと思います、はい。
で、「待ち人に花」。
アコギだったけど、ちゃんとボトルネック使ってた!
あれ、アコギになると、ステンレス製(なのかは不明。いつもはシルバー。)じゃなくって、
透明のものになるんだね。
確かニコルズのギターさんも透明のを使ってたわ(でも彼はエレキだったよなぁ・・・混乱)。

なんかね。

「僕の方にも色々事情があって」

って詞がこれほど響いた日はありませんでした。
いつもよりもゆったりとしたラインの中、響く歌声に、とてもとても切なくなってしまった。

『解散』には色々事情があって。
ね、わかってほしい。

そんな感じがとってもしちゃって、一人この詞に異常にセンチメンタル。

いつも満面の笑みで口パク熱唱してるキックがとっても真剣な顔してて、余計です。


次は「蜩」。
これは史上最強に切ない「蜩」でした。
歌詞を聴きながら本当に色々考えてしまった・・・
何度も頭に響く、「解散するしか方法はないの?」という想い。

コーラスアレンジがあって、それがまた切なかったなぁ。

途中、さとしくんがエフェクター踏んで。
私、踏み忘れたのかと思ったんだけど、後々話したら偶然この時の話になって「音が物足りなさ過ぎて」との事。


「蜩」が終わって、さとしくんが「立とうよ!」と予定調和的(@井塚氏)に発言し、
みんないつも通りのスタイルに。
元々立つ予定ではあったらしいけど、「待ち人に花」とかはさとしくんがウズウズしまくってましたからね(笑)
いつあのイスからゴトっと落ちてしまうのか!?っていう状態だったもの。

至さんが座ってやってるの見て、意外とみんなからも見えるのかも?と思った井塚くんだけど、
至さんはかなりイスを高くしてたらしく、脚がプラプラだったとか(笑)
いや、ちゃんと踏んでたけどね。

事ある毎に井塚くんと中根くんが思い出話風にぼそぼそ呟くもんだから、かなり切ないモードになりました。。
もう!暗い暗い!!みたいな。

ドラムが抜けた時に、無謀にもアコースティックライブやったよねー、って話になって。
(ここでのMCかは不明)
「俺なんかタマゴ(型マラカス)シャカシャカ振ったからね」と吉崎氏。

そんな思い出話もしんみり。


「シュガートースト物語」に入る前にハンドクラップの説明。
ブレイクがあるので、そこでしてくださいー、って。
あれ、歌いながらだとかなり難しいんですよね・・・って、そんなリズム感悪いの私だけ!?
一度中根くんが練習に合わせて歌ったんだけど、クラップが速すぎてグダグダに。

立ち上がってからは、アコースティックなりともいつもの雰囲気になってきて、かなり楽しかったなぁ。
さとしくんもようやく暴れていました(笑)
ハンドクラップの所のコーラスは確かさとしくんしかやってなかったような。レアレア。

「柴犬ソング」はアコースティックだけどもかなり盛り上がった感じだったよね!
いつものあのギュインギュインしてるギターソロが出来ない分、結構細かな技が光ってた気がします。
中根くんは思いっきり歌詞とばして若干遠い目。


「蝉時雨は解散します。デビューして、去年はアルバムも出せて。
本当に自分たちも自信作だと思っているし、解散してしまった後でも、
聴き続けていって欲しいアルバムだと今でも思います。」

「そして、ライブ告知・・・って蝉時雨のライブ告知をするのも最後です」

と、中根くんの2つの言葉。

ラストは「ナミダ工場」。
ホントのところは何も知らないけど、この曲に懸けてた想いとか色々想像しながら聴いていました。

何度も思うことは、「残念すぎる」と言うこと。


拍手が途切れないまま、「はい、アンコールありがとうございます!」と振り向く蝉時雨(笑)。
どうもこうもおしまくってて、一旦はけることもせずに、アンコール突入です。
「ライブっていいね」とか色々言うもんだから、井塚くんが「明るく行こうよ!」と。
というか、本編では井塚くんがむしろしんみりしてた気が(苦笑)
そんな井塚くんに「手本見せてよ、井塚ちゃん」と振るも、結局策もなく。
もうね、終始いつもとは明かに違う、独特の空気感。

アンコール?は「僕のテレビジョン」。
始めに手拍子の練習を兼ねてメンバー紹介&ソロ。

さとしくん→手拍子一切無視でなんかの曲を弾く。「何それ?」「え?Xの紅」(会場の反応薄!)

キック→無難にクールにドラムソロ(なんかキックのクールさが切なすぎた)

井塚くん→こちらも無難に?(←覚えてないらしい)

中根くん→「俺にも振って」とアピール。「下の名前も言って」と要求(笑)。んで速弾き。


今日はホント、いちいち歌詞が響いてくるんだよー(涙)

ホント「どうしたものか この気持ち」

この曲、ハモリは井塚くんだけなんだけど、今日は最後のサビでさとしくんが熱唱してました。
もう、中根くんのメロディーも消える程、ハモリでもなく普通に熱唱。
その姿見て、涙出そうになっちゃった。
ああ、終わりに向かっているんだな、って。

でもやっぱり今日もこの曲はキラキラしてたよ。


いつも以上に深々お辞儀をして退場(キック以外←クールだねぇ!)。

MCはぎこちない空気の中でも、
「お汁粉は解散を決める前からの固い決意だった」とか、
今日は3人もメガネだとか(井塚くんの今日のメガネはダテ)、
みんな犬っぽいとか(さとしくんはスピッツっぽらしい)、
カントリーロードを歌った理由の流れで若干怪しい方向へいきそうになったり、
中根くんは春一番の中洗濯物を干して埃まみれになったとか・・・
結構色々話してくれました。

やっぱり要所要所、寂しさ全開で。


本当に可能性がまだまだあるバンドだったと心から思います。

でも、続けていくっていうことはそれに替えられない厳しいものがあるんだと思う。
まだ凄く若いならともかく、ね。
色々あるだろうし、ね。


終演後、さとしくんとキックと話をしました。
キックは終演後の方が穏やかな感じだったなぁ。

「僕のテレビジョン」での熱唱は、やっぱりたまらなくなって歌ってしまったらしい(さとしくん)。


「今までありがとね」

それはこちらの台詞ですよ。
そして色々、ありがとうです。

ラスト、1回。
最後の最後まで、蝉時雨らしいライブを期待してます。
by s-scene-coby | 2008-02-27 23:59 | ◆蝉時雨


<< じわり。 蝉時雨presents Mel... >>